マンション管理に関する法律
区分所有法(マンション法)
建物の所有関係、管理の考え方やその方法などを定めた法律で、区分所有された建物の大規模な修繕や、建替えを決めるときの手続きや方法についても定められています。
[概要]
- 専有部分の所有権や共用部分の区分
- 区分所有された建物や土地の権利と管理方法
- 管理組合の設定と運営
- マンション管理規約の制定
- 大規模修繕実施時の決議の手順や方法
- マンション建替え実施時の決議の手順や方法
マンション管理適正化法(2001年公布)
管理組合や住民を支援し、適正なマンション管理を行う環境を作るために、マンション管理業界に対して基本的なルールや管理組合・管理会社・売主(デベロッパー)三者それぞれの責任を明確にした法律です。
[概要]
- 管理会社
- 国土交通省への業者登録
- 管理義務主任者の設置
- 組合理事長名の口座による管理費・修繕積立金の管理
- 分譲会社(宅地建物取引業者)
- マンション管理士の制度
- マンション管理適正化推進センターの設置
住宅品質確保促進法(2000年公布)
質の高い住宅づくりを推進するために制定された法律です。
[概要]
- 瑕疵担保責任:新築住宅の基本構造部分などについて10年間保証【義務】
- 性能表示基準:住宅の性能を表示【任意】
- 紛争処理体制:建設性能評価書の交付された住宅の紛争処理機関の設置
マンション建替え円滑化法(2002年公布)
マンションの建替えを円滑に進めるための仕組みを規定する法律です。
[概要]
- マンション建替組合法人を設立して建替事業を施行
- 権利変換制度: 所有権・敷地利用権・借家権を、再建マンションの各権利に変換するための手続きを定める
- 市町村による危険・有害マンションの建替勧告制度