色彩計画(カラープランニング)

景観法について

これまで地域の景観や町並みの形成については全国自治体の自主的な条例によって取り組みがされていましたが、国民の景観に対する意識の向上に答える形で2005年に景観法が施工され各地の条例に対して法令として一定の実行力が与えられることとなりました。
これを受け地方自治体は景観行政団体として現在積極的に景観計画を作成し誘導指針やガイドラインを策定しています。
このため自治体によって定められた景観計画区域・景観地区の地域においては、建築物や工作物の新増改築・修繕や色彩の変更などは届出が義務づけられ各々の定められた景観計画の基準に該当する必要性が求められるようになりました。

色彩計画の必要性

街や建物など、景観形成において色彩は最も影響力を持ちます。
建物には床・壁・天井だけではなく窓やドア、取り付ける金物など様々な素材と色彩が溢れています。
建物を美的で快適な環境とするためには空間を構成する全ての要素の色彩関係を整える必要があります。個々の色に悪い色はありません。しかしながら組み合わせによって全く効果がかわり構成された色彩の調和が建物独自の色を生み出し、さらに街並みの景観をつくりだします。
マンションは個々の居住者の所有で有りながら共用という特殊な建物です。居住者が納得のいく基本となる色彩計画の提案と決定のための手順もコンサルタントの重要なノウハウです。

色彩計画の流れ

色彩計画フロー


カラーシミュレーションサンプル

カラーシミュレーション